お悩みの大家さんは沢山います
実際に「賃貸する」となると、想像以上に沢山の問題に遭遇します。尚且つ初めての賃貸では解らない事ばかりで不安が募ります。ここでは、実際に大家さんからいただいた質問、また実際の対処例等をご紹介しています。様々な事例が山のようにあり、ご紹介しきれませんが少しでも不安解消にご活用ください。
「初めて賃貸に出したアパートの入居者さんが、今度退去するとの連絡が不動産会社からありました。これからクリーニングや原状回復を行う予定なのですが、費用の負担はどうやって決まるのですか?」
通常、ガイドラインに沿った考えでは、【通常の使用による消耗】は賃貸人の負担になり、【通常の使用を超える損耗・毀損】は賃借人の負担となります。具体的には
●賃貸人の負担…家具の設置による床・カーペットのへこみ、設置跡、次の入居者の為のハウスクリーニング等
●賃借人の負担…引越作業・キャスター等によるフローリングの傷、ペットによる損耗、不注意や手入れを行った為に起こるカビやシミ等
先日、新しいマンションを購入し、これから賃貸に出そうと思っているのですが、火災保険には加入する必要がありますか?
建物全体への火災保険は必要です。入居者が決まった場合、入居者に対しても火災保険の加入は必須ですが、家主様も火災保険への加入は必要です。建物の構造によって保険料は異なり「鉄筋・鉄骨コンクリート」等の【耐火構造】は保険料が安くなり、「木造」等の【非耐火】は高くなります。
自己所有マンションの3~4階を、長年家族で使用していたのですが、その3~4階を賃貸に出そうと考えています。3階が 3LDKのワンフロアで、4階も3LDKのワンフロアです。4階は子供部屋のように使用していた為、4階にキッチンがありません。このような物件でも賃貸出来ますか?
現在、この物件は3~4階を一括で6LDKとしてお貸ししています。
このように一括で賃貸する場合と、3,4階に分けて入居者を募集する方法がありますが、3,4階に分けて募集をするのであれば、キッチンは居住するのに必要な設備であり、通常に居住出来るよう整えるのは賃貸人の義務ですので、キッチンの設置が必須になってきます。
また一括で賃貸するには、6LDKと広めの為、少子化が進む今の時代には需要が多いとは言えませんが、そういう物件をお探しの方には希少物件となり、今回のようにご成約に至るケースもございます。
保有しているアパート(全4戸)があり、今までは全部屋身内が使用していたのですが、この度 1部屋を賃貸したいと考えています。賃貸に出すお部屋は、弟が一人でずっと住んでいたので洗濯機置場やエアコンなどの設備がほとんどありません。そんなお部屋でも賃貸に出せますか?
現在、この物件は洗濯機置場を設置し、エアコンは設置せず賃貸に出しています。
必要な設備の判断は、「生活する上で最低限必要かどうか」です。洗濯機置場が無い=洗濯機が置けず洗濯出来ない、これは生活する上で必要最低限なものですので、設置が必要です。逆にエアコンは、エアコンがなければ生活が出来ないわけではありませんので、設置するか否かは大家さんのご判断になります。
家主・オーナー様へ